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去る7月24日、大和カルバリーチャペル教会員の小林猪一郎さん主演の人間劇場が上演されました。
小林猪一郎さんは、1973年、28歳の時を機に、次々と「別離」を経験します。
最初は、最愛の妹が直腸ガンによって25歳の若さで天国に召されるという経験でした。小林さん自身はその時知らなかったのですが、入院中にクリスチャンになっていた妹の多喜江さんは、病院のベッドの中で洗礼を受けただけでなく、戸板に乗せられてカルバリーチャペルの礼拝に出席するほどに熱心な信仰を持っていました。婚約者もいて、離別しなければならないという状況の多喜江さんに対し、小林さんは当時の自分を振り返って語ります。
「私は病床の妹によくお金を借りに行っていました。そのころ放蕩生活をしていた私は、たまにお見舞いに行っては『お金くれよ。お前は使わないんだから…』と言う、酷い兄貴でした。兄弟愛も示すことができず、妹は死んでしまった。惨めな自分の姿。ふがいない気持ちでいっぱいでした。」
その翌年、また小林さんに別離がやってきました。大親友と呼べる友人が、突然自殺するというショックな出来事です。うつ病の友人が『生きていることがつらい』と言った時に、どう対応していいのかまったくわからなかった小林さんは、思わずその友人を『大丈夫だって。そんなことで負けるなよな。頑張れ頑張れ!』と励まし続けました。 自殺をする前に小林さんの前で最後に見せた友人の思いつめた表情と涙は、小林さんの心に大きな穴をあけました。
さらに翌年。将来を約束した小林さんの婚約者がガンであることがわかりました。そして、信じられないことに、入院してわずか40日で亡くなってしまいました。あまりにも突然の出来事で、小林さんは心が引き裂かれるようでした。
「こんなに私のまわりの人たちが次々と死んでゆく…。私には死神がついているに違いない。次は私かもしれない。そんな恐怖が心に迫りました。私はそれを一生懸命に打ち消して、自分に言い聞かせました。『いいや、オレは絶対に幸せをつかむんだ』と。」
その後、悲しみも薄らぎ始めていた1977年、小林さんに新しい出会いがありました。子供が1人いる女性と交際を始め、『私の手で幸せにできる』と確信した小林さんは、婚約をし、結婚式の日取りも決まり、あとは当日を待つのみでした。しかし、まるでテレビドラマのように、その相手は突然姿を消してしまいました。それ以来、彼女の姿を2度と見ることはありませんでした。
「『絶対に幸せにする』という自分よがりの思いが、離婚をし、子供のいる相手の心配をまったく理解していなかったのでした。言葉に言い表せない怒りと憤り。そしてついには人間不信に陥り、私は世の中すべてが信じられなくなってしまったのです。」
私の周りのすべての世界が/背を向けて逃げ去っていく/失うことから身を守るために/何かに頼っている/あまりにもさみしくて/ひとりがこわいよ/そんなとき はじめて/主イエスの御声が聞こえた/私はあなたを けして見捨てない/あなたをひとりにはしない/あなたが私に気付かないときも/私は そばにいるよ/あなたの そばにいるよ(『あなたを見捨てない』cloud
by day)
「『教会に行ったらなんとかなるかもしれない』なぜこう思ったのか今でも不思議です。多くの方が、特に母が祈っていてくれたのでしょう。天国に行った妹も祈っていてくれたのかもしれません。しかし私は絶望の淵でこう思ったのです。『教会に行ったらなんとかなるかもしれない』 そう思った瞬間、やもたてもたまらず牧師先生に相談に行く決心をしました。妹の死を通してクリスチャンになっていた母と共に、このカルバリーチャペルに足を踏み入れたのです。そして数年来自分の周りに起こった多くの出来事を、大川先生に聞いていただきました。すると、話すまで身も心も重く『死んでしまいたい』と思っていた心のうっ積が、青空のようなすがすがしい思いに変えられていくではありませんか。信じられないことですが、なんと私は喜びと希望で満たされていたのです。」
実は小林さんが教会に行ったとき、大川牧師は外出をしていました。その外出先から帰るまでの夕方4時から夜10時半までの6時間半もの長い間、小林さんは辛抱強く待ち続け、そしてその夜、クリスチャンになりました。
「私はたくさんの別れ、別離を体験しました。それは本当につらい出来事でした。しかし、今確信を持って皆様にお伝えできることがあります。それは私の信じる唯一の神様、イエス様は『あなたをけして見捨てない』『見放さない』ということです。ですから寂しさの中に、孤独の中に生きておられる人が、もしおられたら神様に呼び求めてください。必ず素晴らしいことが起こると私は信じます。」
「あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えてくださるのである。」(新約聖書・コリント人への第一の手紙10章13節)
毎回人間劇場のオープニング・アクトをつとめている爆笑漫才「リバイバル」も、今回から「2人弟子」と改名した。次回の人間劇場は8月21日。お楽しみに!
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