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証しのコーナー

 このページでは、学生たちの体験談をご紹介します。
最高の愛  Hさん

 『わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。』(イザヤ書53章4節)

 この御言葉は私の大好きな御言葉の一つです。これを見るたびに、私は胸がいっぱいになります。けれど、昔の私は、この御言葉にも出てくる「愛」というものが何なのかがよくわかりませんでした。「好き」という言葉とは違う、口にするのもなんだかこそばゆい感じがする言葉でした。

 私は、3姉妹の長女として生まれ、周囲からも可愛がって育ててもらいました。親からの愛情にも特に疑問を感じることなく過ごしてきました。けれど、だんだんと成長していく中で、幼い頃とは違い、ほめられたり、かわいがられたり、愛情を感じる機会は自分が何か良いことをした時とか、賞を取った時、というように何かのきっかけを意識して作り出すことが必要になっていきました。そのため、私は、周囲に迷惑をかけない「いい子」になるように自分に自分で無意識のうちに、働きかけていました。それが、その時の私に出来る、自分を「傷つくこと」から守るための方法でした。両親は私を一生懸命育ててくれましたし、学校も通えて、友達もいて、特別困ることのない環境にいました。それなのに、私の心には満たされない部分がありました。そのことに気づき始めたのは、高校卒業後の進路を決める頃でした。それまではその感情に気づくことはありませんでしたが、その間もむなしさはじわじわと心に積み上げられていたのかもしれません。そんな私は、自分のアイデンティティも分からなかったので自己肯定感も低く、自分のことを受け入れて、上手に愛することもできませんでした。

 実を言うと、私は中学2年生で洗礼を受けたので、このような状態にある時はすでにクリスチャンでした。神様の存在を信じていながら、なおも私はその神様にこころを開いてはいませんでした。そして、教会からも離れていました。けれど、こころのむなしさはどうすることも出来ず、自分の力だけでは自分のことを支えることが出来ないと感じた時、もう一度、この神様に近づきたいと思い、教会に通うようになりました。神様は、そのような私をもう一度引き寄せてくださいました。そこで初めて、神様を、母の信じている神様から私の神様として受け入れることが出来ました。 

 あなたがたは、羊のようにさまよっていましたが、今は、自分のたましいの牧者であり、監督者である方のもとに帰ったのです。 

ペテロ第1の手紙2章25節

 赤ちゃんが成長する為には親からの愛情こもった働きかけが必要なように、私にも、心の底にある自分のことを見て欲しい、認めてもらいたい、愛してもらいたいという気持ちを満たしてくださる方が必要でした。そして、私のそのままを受け入れて愛で包み、本物の愛を教えてくださる方、同時に、人を愛することを教えてくださる方に私は出会うことが出来ました。その方は、今日も私に語り続けてくださいます。

…私の愛の中にとどまりなさい。   ヨハネによる福音書15章9節-新改訳-

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