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| 「一度死に損ねて、神様に「拾って」もらった人生」 |
| 50代男性 鷲沢さん |
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私は、普通のサラリーマンの家庭に生まれました。（両親はクリスチャンではありません。） 私は、人生の成功は、一流大学を卒業して、大企業に入り、出世し、地位と名誉と財産を手にいれることだと思っていました。しかし心の中にはいつも満たされない、空しさを感じていました。私は「自分さえ良ければ、人のことはどうでもよい」という、自己中心的な生き方をしていました。
教会との出会いは、会社の同期に牧師の息子がいて、私を誘ってくれたのがきっかけでした。その家は、日曜日には自宅のリビングで礼拝をする「家の教会」というところでした。ご家族が熱心に誘ってくれましたが、伝道されるのが怖く、日曜日の礼拝には一度も出席しませんでした。ただ年1回クリスマスのときだけは、会社のおつきあいでいくつもケーキを買わされるので処分に困って、両手にケーキを持って、お家をたずねさせていただきました。牧師先生ご夫妻は毎朝の祈りが日課で、私のために8年間も忍耐強く祈り続けてくださいました。
３０歳のとき、仕事で行詰まり、母親との大げんか（私は母親との人間関係が良くありませんでした。）、その他いくつか悪いことが一度に重なり、私は人生の崖っぷちに立たされました。その晩は、どうしたらよいか答えが見つからず、苦しみもがき、一睡もできませんでした。そして、夜中の３時頃になって「自殺しよう。そして楽になろう。」という思いになりました。
ところが、突然イエス・キリストの横顔が心に浮かぶという不思議なことが起こり、瞬間的に思いが180度変えられ、「そうだ。教会に答えがある。教会に行こう。」という思いになったのです。
翌朝会社を休み、家の教会を訪ねました。理屈はよくわかりませんでしたが、牧師先生の勧めで、涙ボロボロで罪を悔い改め、イエス様を人生の主として受け入れるお祈りをし、救いを得ました。 悔い改めの祈りをした後、私の心が言葉で言い表せないような平安な思いで満たされたことを今でも覚えています。その年のクリスマスに洗礼を受けました。
私は、人生のすべての問題は自分の力で解決できると信じていました。しかし いくつもの問題が同時多発して私を襲ったあの晩、自分の力ではどうすることもできず、自分が実は無力な存在であることを思い知らされて、神様の前に白旗をあげて降参したのでした。
私は、あの晩一度死に損ねて、神さまに「拾って」もらいました。そして第二の新しい人生を歩みはじめたのです。
「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。」 （マタイ１１：２８ ）と聖書にあるとおり、私は重荷を下ろして、心に平安を得ました。
私の重荷は軽くなりました。しかし、私の代わりにその重荷を担いでくださったのはイエス・キリストというお方です。鈍感な私ですが、この私のために自らの命さえも惜しまずに捧げて十字架に掛かって死んで下さった、このお方の愛の重さが、少しずつわかるようになりました。
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