石の枕 石の枕 石の枕

涙の献金

世紀の「ベニーヒン東京大会」が勝利のうちに終わった。ご協力を心から感謝したい。

牧師は特別に、友人扱いで、三回共、講壇の特別席で恵みを受け、控室にも自由に出入りをさせていただき、最後の聖会では会衆に紹介までしていただいてスペシャルギフトであった。

大和教会からは神学生も含めて多勢の奉仕者が動員されたが、国技館というのは大「相撲」の中心地であるが、大和から行く各車は「相模」ナンバーなので、地下駐車場に「スモウ」ナンバーがずらりそろって面白かった。

面白ついでにもうひとつ。国技館の控え力士のトイレの便器の大きいのには驚いた。二百キロをこえる小錦関のおシリが座るのだから当たり前だがためしに座ってみたら、スッポリ落ちそうであった。これで「シリ合いの仲」になった。礼拝の中で言うと品格を落とすので、ここで失礼。

ベニーヒン大会に米国より西村光子姉が、土地献金を持ってきてくださった。西村姉と桑島恵子姉はサンフランシスコの近くに老人ホームを経営している。教会員の中本幸子姉もここで働いておられ、よく献金を送ってくださる。この姉妹たちは、全米に大和の礼拝テープをコピーして、ラベルもきちんと印刷して、大宣伝をしていてくださる。米国における日本人宣教の基地でもある。

六百三十坪にちなんで六百三十ドルと五億円が与えられるように五万円の献金であった。この姉妹たちの生活は決して豊かではない。老人ホームのための必要もあることを知っている。

今、涙の出るような献げものが次々に送られてくる。愛する皆様、このことが、日本宣教に大きな意味のあることを深く自覚して熱心に祈り続けてください。お願いします。

先日病床洗礼をお受けになった武井又太郎兄が主のみもとに召されていった。彼の最期のことばは、「このご恩は決して忘れません。」であった。

「我が魂よ。主の恵みを忘るなかれ」(詩篇)

一九九五年十一月十九日

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